すきのしるしのきす

気持ちの整理。

なんとなく


 久しぶりにブログを更新する。ついでになんとなーくタイトルも変えてみた。

 だいすきなだいすきなバンドのボーカルが、ご自身のブログで使っていた回文。すき、とかきす、とか、ひらがなで書くととても可愛い。たぶんわたしはひらがながすきなのだろうなあと思う。ジャポニズムってこういうこと?(たぶんこれもなっちゃんの受け売り)


 そう、上述のだいすきなだいすきなバンドというのがパスピエという方たち。普段は妄想をするときやシチュエーションに浸るときにばっかり歌詞を意識するのだけど、彼らの曲ではそうでなくともかなり歌詞を意識して聴くことが多い。パスピエ、もといなっちゃんが書く歌詞というのは意味があるようで、ないようで、きっとあるんだけどそれはなっちゃんの中で広がった世界の一部分に触れているだけだから、なかなか全てを理解することは難しいのだと思う。聴いていて、みていてよくわからない歌詞。よくわからないというのは言い方が悪いのかもしれない、つかみどころがない? とらえられない? 難しい。

 日本語特有である韻を踏んだりとか、ひらがな、あとは〜なんだ、ではなく〜なのだ、っていう丁寧な言葉遣いがされてる歌詞がとてもすき。それがパスピエという世界観をつくっているんだなあと思う。こんなこと考えるくらいわたしはパスピエがすき。

 綺麗な言葉遣いをする人がすき。わたしは普段、そりゃあ話し言葉だから当然なのだけど、随分と口語的に話すほうだなと思う。だからこうしてブログだけでも丁寧な言葉遣い(でもこれも正しいのかはわからない、でも丁寧にしようとしているつもりだよ)を心掛けてみてたりする。ほんと、いつもはひどい、〜じゃねーよ、とか〜なんじゃね?とか。口語だし、各地の方言とかなまりとか、とてもすきなんだけど日本語のいちばん綺麗な使い方をしてみたいなといつも思う。敬語とかもね。だからなっちゃんが書く歌詞も、ライブ中に話してる言葉もすき。というかなっちゃんから生まれる言葉が綺麗ですきなのかな、そこまで心酔していると思ったら自分でもひきそう。

 なに書こうと思ったか忘れちゃった。とにかくパスピエがすきですきですきすぎるからパスピエ、とくになっちゃんについて書こうと思ったのだけれど。そんなわたしのパスピエコピーバンドでの役割はキーボードです。ナリハネのつくる音楽の美しさについてはまた今度。


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 およそ二年前にわたしはLGBTのLなのかBなのかどっちなのかと考えた形跡がここのブログに残っていたけれど、いまは何故かありがたいことに男性の恋人がいるのでBなのかな? と今更ながらに答え合わせをしてみた。女性とお付き合いのようなものをしていたこともあったけど、自分の中で本当に恋愛してるな、と思ったのは前回の男性と今お付き合いしている男性かなと思う。でもあの頃は中学生だったので、まだ付き合うことをちゃんとわかってなかったような気もする。恋をするたびに、今まででいちばんすき! ってなってしまうタイプだけど、これは大げさでもなんでもなくて、自分のなかでは本当にその重みが違う気がして、だからこれからも別の方とお付き合いする機会があるとすれば、そこでもまた成長していくのかなと思う。よくわからなくなってきちゃった。昔の自分のことは子どもだと思うけど、数年後のわたしからしたら、今のわたしはきっとこども。

 成長=大人になる、と思っているうちは、永遠にゴール=大人なんてこないのだろう。